新技適に適合できた市民ラジオトランシーバー
LPFを内蔵させスプリアス発射を許容値内にした
深い変調はそのままで占有周波数帯幅も許容値内に収まった
副次的に発する電波の限度を4nW(0.000004mW)以下に抑えた
受信フィルターの特性を見直しナロー化
外部電源端子を極性統一プラグに変更した(SR-01と同じ)
電源スイッチのCH1はメーターランプONに変更した
CH1スイッチで点灯するLEDは送信時に点灯するようにした
ロッドアンテナを149cmから180cmに変更した
銘板は必要事項を記載して貼りかえた
今回ソニーのICB-680を新スプリアス化させて新技適の認証を受けたA-680は上記のような変更点があります、内蔵パーツに関してもトランジスターは全て別の物に交換しました。トランジスター変更に伴い周辺部品の定数変更もあり元の状態より受信感度を向上させました。ゲインが上がった分ノイズも多く拾うかもしれません。そのあたりをフィールドテストで検証していきます。
もともとICB-680は500mWより若干多く出ていました。A-680は規定内の500mWになりました。電波が弱くなった分飛びが悪くなる可能性があると思いロッドアンテナを31cm長いものを製作しアンテナ長180cmにした。これでどれだけ違うのかわからないのでこれから検証します。
変調が深いICB-680の良い特性はできる限りそのまま活かせるよう規定ぎりぎりのレベルになっています。実際に大きな声を出せば100%を超えます。可変調になりますがそれくらいがちょうどいいと思います。重かったSメーターもよく振るようになったと思います。実際の受信信号に見合ったレベルの振りなのかこれも要検証です。
電源スイッチにあるCH1は使うことが無かったのでこれを利用してメーターの照明をONにするスイッチにしました。電球色LEDを2個使用した。お遊びでピンク色のものをありますが文字盤の色とマッチせず気持ち悪いです。
受信フィルターの特性を見直しナロー化をしましたが実際どれくらい効果があるかわかりません。気持ちよくなったレベルだと思います。ハイパワー不法局のかぶりを消すことはできません。
乾電池ホルダーはそのまま使用できます。乾電池ホルダーの爪割れが多く発生する構造で入手困難になっています。割れてしまったらどうするか課題です。対策として外部電源端子から12Vを入力するば使用できます。ICB-680ではセンターピンがマイナスで極性を間違えて接続し壊してしまう前例があったので極性統一プラグ(EIAJ4)に変更しました。SR-01で採用されているものと同じです。
認証を受けやっと使える状態になりましたのでA-680が使い物になるのかこれから検証に入ります。仕様を変更するとなると技適を再取得することになりまた時間を費やすことになります。早く完成させたいと思います。