テレコムエンジニアリングセンター西日本で認証試験を受けてきました
今回手元にあった6台のICB-680をスプリアス対応させました
3時間ほどかけ試験を実施して技術基準適合証明を頂きました
使うことが無かったスイッチを利用してSメーター照明を追加
149cmのロッドアンテナは180cmに変更して認証を受けました
001号機の銘板に「アタック工房」と入りました
技適取得後のぱうりん氏
平成17年(2005年)に無線通信規則のスプリアス強度の許容値が改正されました。経過措置として旧許容値の無線機の使用期限が平成34年(2022年)11月30日までとなりました。これまで使用してきた市民ラジオのトランシーバー(ICB-680やICB-87R等)は旧許容値のため使えなくなってしまいます。
新製品が発売されず市民ラジオは存続が絶望的かと思っていましたがサイエンテックスからSR-01やJCBT-17Aが発売され旧許容値の市民ラジオトランシーバーが使えなくなっても買い換えれば大丈夫になりましたが、今まで使ってきた愛着あるソニーのトランシーバーが使えなくなってしまう。これは何とかしないといけないと何年も前から計画していた新スプリアス対応化・新技適取得をやっとやっと行うことができました。
春ごろからアイチHA580(ぱうりん氏)と技術を共有してSONYのICB-680で新技適を取ろう計画。まずはスペアナを購入。パワー計やオシレーターなど最低限必要な測定器を揃え試行錯誤。フクオカAB182局、カナガワZX9局にアドバイスを頂きどうにか完成させました。
何もかもが初めてのこと。趣味の電子工作とは訳が違い無線機の製造者として中途半端なことはできない。お金も時間もかけた。心配を沢山抱え込んで検査機関のテレコムエンジニアリングセンターへ行って参りました。
数百万円から数千万?はするだろうと思う測定器を目の前に二人で緊張、試験が始まりました。こんな緊張はもう何年も無かったと思います。無線機の操作などは我々が行いますがずっと手が震えてました。途中ハンダ付けをする作業があったのですがハンダごてを持つ手が震えてうまくハンダ付けできないぱうりん氏を目の前に笑いをこらえました。
休憩を挟み3時間ほどかかり試験は終了。新スプリアス規格に適合していることが認められ技術基準適合証明を頂きました。これで2022年12月1日以降も使用することができます。その頃に自分自身がフリラを趣味としてやってるかどうはわかりませんが2022年12月1日以降に使用できる市民ラジオのトランシーバーを増やすことができたことをうれしく思います。フリラ界の発展に貢献できた!なんて全く思ってませんが今後もう少し台数を増やすことができてお役に立てれば良いと考えています。
アイチHA580局の記事↓