クリスマス前日のランチタイムは先日届いたブラックバードで市民ラジオの運用を行いました。ランチタイムの27MHz帯は静かでした。DX局は聞こえてきませんでしたがローカル局と交信できました。
ブラックバードを踏み台の上においてロッドを伸ばす。強風だったので飛ばされそう。角度調整機構のあそびが多く風に押されやや後ろに傾いていました。風向きによってガタガタと前に来たり後ろに行ったり。倒れる恐れがあったのでバンドで締め付けておきました。
専用マイクを差し込んでみましたが軽く刺さっている感じ。しっかり「カチッ」と留まる感じではない。抜いたり挿したりを繰り返したら段々とゆるくなってしまわないか心配。送信時にコネクター部分を触ると送信が止まることがありました。またPTTボタンを押してすぐにしゃべりだすと頭切れします。問題ない程度ですが。
乾電池は内蔵させるのが面倒なのでSR-01やICB-770のときに使用していたようにエネループを使い電池ボックスを外に置いてプラグを差し込みました。エネループ8本の電圧でも動作保証の範囲内です。
電源を入れて8chを受信。スピーカーが底面にありゴム足で少し隙間はありますがボリュームを最大にしないと聞こえにくい。オプションのスタンドを使うか外部スピーカーを使えば問題は解消すると思いますが音量は大きくはありません。
フィルターの設定は2kHzくらいが良いと思いました。最大の3kHzだと音声の音質は良くなりますがシャーと言うノイズが多くでます。2kHzよりさげると段々こもってきます。条件にもよりますが2kHz以下にさげたら聞こえやすいこともあると思います。
送信出力を50mW~500mWの範囲で可変することができます。10mW単位で可変できますが490mWや60mWに設定して運用することはないだろう。50/100/500mWなど3段階くらいでもいいかな。また50mWに設定しても無変調時に50mWで変調の具合で多分500mWくらいまで上がってると思います。なので50mW設定でも良く飛ぶと思います。
受信感度は並程度でしょうかね。SR-01やA-680と比べてみましたが大差なしですがA-680の方がよく聞こえてる感じもした。名古屋港で運用している局のCQを51で受信して比較。もっと弱いときやノイズが多い状態で変わってくると思いますのでこれはまた検証です。
50MHz帯とVHFエアバンドの受信機能がありこちらも試してみました。伊勢市朝熊山のビーコン(50.01MHz)を受信してみると59で受信していたので問題なかった。受信範囲は50.00~54.00MHz。CBreがよくコンディションの参考にする49.75MHzは受信できない。これは残念だ。
エアバンドの受信感度が悪過ぎる。壊れている可能性もあり他のユーザーのレポートを待っています。125.70MHzの東京コントロールを受信してみたが全然入ってこない。しばらく受信していたら航空機側の波が53くらいで入ってきたが管制側が聞こえない。おかしい。他のレシーバーで確認すると管制側は59で強力に受信できている。もう一度じっくり受信してみるとブラックバードは31程度で受信している。DJ-X11では59で聞こえるものが31程度でしか受信できないのは受信機能として機能していないと思う。
2時間ほど使ってみて市民ラジオの基本機能以外は必要ないと思った。こだわって作られた割に手を抜いている箇所がある。高そうなアルミツマミを採用しているが1個10円くらいのゴム足が付いてるだけとか…。全体の評価としては残念な部分があります。必要ない機能や使えない機能で評価が下がったと思います。市民ラジオトランシーバーとしての性能はとてもいい。これからもっと使ってフィルターやスプリット機能など活かしていきたいと思います。
交信局 四日市港霞埠頭 Blackbird
1318 アイチSK219 愛知県碧南市 53/53 CB8ch
1335 ミエIT119 四日市市内 56/56 CB8ch